機械式の立体駐車場では、駐車装置を操作する人の不注意や誤った操作が原因での事故がおきることがあります。安全に機械式立体駐車場を利用するためには、注意すべき点をよく守ることが重要なのは当然ですが、万が一の事態が起こったときの対処法も覚えておくと、実際にそのような事態に遭遇したときにも人や物、車の被害を最小限にすることができます。ほとんどの機械式立体駐車場には、操作盤かその周りに非常停止ボタンが設置されています。もし、利用中に万が一の事態が起こったとき、対処にあたってまずすべきことはこの非常停止ボタンを押して装置を停止させることです。

押すタイミングがはやいほど、人が装置に巻き込まれたり、車両やモノが損傷するのを防ぐことができます。駐車装置が緊急停止したら、すみやかに駐車装置のメンテナンスなどを担当している会社に問い合わせます。連絡先は大抵、操作盤の近くに緊急連絡先として掲示されているので、電話番号がわからなくても大丈夫です。状況の説明を済ませてしばらく経つと、メンテナンス会社のスタッフが現場に到着し復旧作業にとりかかります。

復旧までにかかる時間は、緊急停止時の状況によって異なり、場合によっては数時間かかることがあります。メンテナンス会社が対応した内容は、後日機械式立体駐車場の設置者に書面で報告されます。対処にかかった費用は、機械式立体駐車場の設置前に結んだ保守契約の範囲内であれば無償となりますが、使用者の過失が原因だった場合は確実に有償になります。

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