限られたスペースでも多くの車を収納できる立体駐車場は、スペースの制限が厳しい都市部などで多く活用されています。スペース活用が便利な立体駐車場ですが、ミニバンやSUVなど車高が高い車には対応できないこともあります。立体駐車場にはさまざまなタイプがあり、自走式と機械式とに分類できます。自走式に駐車する際には自分で車を運転して駐車します。
このタイプは台数が数十台から百台単位までとさまざまな規模に対応できます。機械式は駐車装置で車を移動するタイプです。パレットと呼ばれる台や油圧機構を活用して、車を駐車場所まで移動させるのが機械式です。機械式は数台から数十台の駐車に対応します。
駐車場について考える時は収容台数だけでなく、高さや奥行き制限について考える必要もあります。機械式は自走式よりも駐車できる車両の条件が厳しくなります。利用する時は制限について知るのが大切です。駐車する際には車高や車長だけでなく、車幅や車重についても制限があります。
こうした制限は駐車場によっても異なります。立体駐車場を活用する時は駐車場の管理規約などをよく読んでその場所ごとの制限を知っておくのが重要となります。機械式は高さ制限が厳しく、155cmの高さ制限を設けていることもあります。車高の高い車を利用している時は高さ制限に敏感になる必要があります。
便利な立体駐車場ですが活用する時は自分が利用している車の駐車が可能かどうかを知っておくのが大切となります。